玄関ホールの吹き抜け

私は以前より「吹き抜け」に対して、批判的な意見の持ち主でした。
根本的に、”スペースの無駄使い” と考えていたのです。

その分、床にした方が、部屋を広く取ることもできるし、納戸の様な収納スペースも造れます。
また、暖かい空気は上にあがり、冷たい空気は重いので下にさがるという性質があるので、冬場に寒い思いをする事になります。

実際、いくら ”高気密・高断熱” の家にしたとしても、あくまで温度の上下は自然現象なので、室内の中での温度差が発生します。
全館換気システムのような空気を流動させる装置を付けたとしても、さほど変わりはなく (もちろん空気の流れがある分、緩和されますが・・・) 下は冷たく、上は暖かい状態にはなります。

そのため、今でも「部屋」を吹き抜けにする事に対しては、批判的な面もあります。
実用性では ”吹き抜けが無い方が良い” と考えてきたのですが、実はそればかりではないぞ、と言う考えに至り始めました。

太陽の光」はとても大切なもので、それをたくさん取り入れる方法として、目線レベルの窓だけでなく、上から注ぐ太陽の光が取り入れられる方法です。
天窓の様に雨漏れのリスクの少ない方法として、吹き抜けは活躍してくれるのです。

そう考えるようになって、自宅を設計する際に、様々な住宅を拝見させて頂き、「吹き抜けを取り入れたい」という気持ちの決定に至りました。
寒くなるリスクを恐れ、常駐するわけではない「玄関が最適」と思い、今現在は吹き抜け玄関の家に住んでおります。

IMG_0219 IMG_0220
吹き抜けを1階から見上げた画像です。

こんな感じになりました。
玄関に入った時の開放感が非常に良いです。

そして、冬 を迎え、「玄関が寒くなる・・・」という覚悟を決めておりました。
・・・・冬場の昼間は他の部屋に比べて、玄関が一番暖かいのです。  あれっ!???

そうなんです。
吹き抜けの方が暖かいのです。
窓を付ける事が大前提ですが、光の差し込みがある事で、床が暖められて、ホール全体が暖かくなっているのです。
やっぱり、太陽の力は凄いな と実感しましたね。
しかし、リビングでエアコンをつけ部屋の温度を上げていた時。
吹き抜けの上から、リビングにいる息子を呼んだ時にはっきりわかった事もあります。

IMG_02182階から吹き抜けを覗き込んだ画像

こんな感じで、リビングのドアがあるのですが、この扉が開いた瞬間、かなりの熱風が顔にあたりました。
最初は、良くわからずに、何か別な現象かと思い怖くなりました が、ふと考えると、部屋の熱が一気に上に上がってきたのだと気づきました。

やはり、熱が上に向かう事は間違いないと言う事もはっきりとわかりました。

結論としては、吹抜けが部屋にあった場合も同じように、太陽の日差しで昼間は暖かいでしょうが、夜になって冷えてきた際に、エアコンなどで暖めようとすると上から暖かくなるので、部屋が温まるまでにかなりの時間を要すものと思います。

床暖房や電気カーペットの様に、床から暖める製品が、暖房器具では一番有効だと、改めて気づかされました。
床暖房は取り入れなかったので (床暖房はまた別な問題があり、床材・床下材の変形等に影響がありますので慎重な検討が必要です) 電気カーペットにて代用しております。
効果は床暖房に比べると弱めかと思いますが、それでも十分な効果を発揮してくれております。
私個人の意見ですが、これらの様な意見もぜひ一つの参考にしてみて下さい。

 

 

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