住宅の工法

我が国日本には、春夏秋冬、四季の変化があります。
この四季の変化が景色や気温に変化を与えてくれ、また、あまり感じる事は少ないですが気持ちにも変化を与えてくれて、生活の中での楽しみの一つとなっているのではないでしょうか。

私の場合、植栽にも興味があります。樹木は四季の変化を景観で感じる事の出来るものの一つです。

      
春先の新緑・秋の紅葉の時期には特に、その変化を楽しむためだけでもバスのツアーが組まれるほど、人々の楽しみの一つになっています。

四季の変化は世界の中でも珍しい現象の様です。
日本独特のものなので大事に考えていきたいものです。

しかし、この変化が厄介な部分もあります。
夏の暑さ・冬の寒さ、その他にも梅雨時期の湿度の高さや雨の量、体もその変化に悩まされます。
同時にその変化に対応していく体の感覚も素晴らしいものです。
同じ気温でも、冬の20度はものすごく暖かく、真夏の20度はものすごく寒いのです。これは慣れが生むものですが、毎年、不思議に感じております。

そして、住宅の工法について。(急展開!)

住宅の工法には、大きく分けて、

鉄骨造
鉄筋コンクリート造
木造

があります。
この中で更に細分化すると、軽量鉄骨、プレハブ工法や木造2×4・2×6、等々、様々な工法が存在します。

鉄骨造は、戸建て住宅の場合、扱われる件数は少ないですが、木造との組み合わせで、3階建て住宅の1階部分に使われるケースもあります。
下階を駐車場にする場合などは特に鉄骨を使っております。
その他には、工場や倉庫などの、柱を少なくすべき建築物に多く使われます。
鉄骨は名前の通り、鉄を骨組みとした建物です。一つ一つの柱に強度があるため大きな空間が作りやすい特徴があります。
また、鉄骨の本体自体は工場での生産が多く、品質を一定に保つ事が可能です。
柱を主体とした作りなので増改築もしやすいです。(一部、階段の位置などの変更が利かず増改築しにくい部分もあります。)

少し私たちの”鉄”のイメージと違う部分があります。
鉄筋コンクリートに比べると、物の重量が軽いため、長いスパンの梁が可能なので、柱が少なくて済むのです。(軽いイメージはないですよね?私だけ?
また、火災に対して弱く、表面上は、木材よりも火に強いのですが、一度高温となってしまうと、内部まで溶け出してしまうので、一気に倒壊に至ってしまう可能性があります。木材の場合は表面の焦げは早いのですが、炭に火をつけてもなかなか無くならないのと同じで、内部まで燃やすにはかなりの時間がかかります。(逆に火に強いイメージでしたよね?私だけ?)
これは火災にあった場合、の話でそもそもは火災にはなりにくい構造ではあります。

鉄筋コンクリート造は、コンクリートの内部に鉄筋を何本も使った工法です。
コンクリートは圧縮力に強く、鉄筋は引っ張り力に強いという、それぞれの特徴を生かし、それらの素材を組み合わせて作ります。
基本的に住宅で使われる工法としては一番強いです。
そもそもは、マンションや大型の建造物に使われるケースが大半で、戸建て住宅では滅多に見ないものです。
防音性や保温性にも優れ、あまり悪いところは見当たりません。
しいてデメリットを挙げると、金額が高い事。
保湿性が高い事から、空気の循環が少ない場所では、カビが生えやすい事。
また、温度・湿度の変化に対し伸縮性が少なく、亀裂などが入る可能性が有る事。
あくまでデメリットは少なく、耐震性や耐火性にも優れ、良質です。
ただ、金額が高い事が、戸建て住宅に普及しない理由の大きな要因かと思います。

木造の建物は、戸建て住宅において、我が国日本では圧倒的に一番多く使われている工法です。
海外では、レンガ・石造りやコンクリートブロック造り等の建物もありますが、日本ではほとんど見ません。
これは、地震大国である事が大きな要因と思います。
日本の住宅では、まずは、”耐震性に優れた建物である事”が最大に求められます。
昔から日本には木造建築が多く、神社や寺もほとんど木造建築です。

今では耐震金物や耐震パネル等を用いて、地震に対して更に強度を持たせた作りとなっておりますが、そもそも木造の在来工法のそのままの作りでも、大きな地震に耐えてきた実績があります。
地震大国は今に始まった事ではなく、昔から日本では地震に悩まされてきたと聞きます。
そういった自然の驚異を繰り返し受けながら、徐々に進化していった工法が今に引き継がれています。もちろんこれからも変化していくものと思います。

今現在では、住宅性能評価を審査する制度が有り、これらの基準の中で、「耐震等級」というものが有ります。等級1で震度7クラス、等級2でその1.25倍、最大の等級3でその1.5倍の地震が来ても倒壊しないという基準となっております。
東日本大震災の1.5倍の地震・・・なんて絶対来て欲しくありませんが、備えて置くことに必要性を感じます。
しかし、1.5倍は考えすぎかもしれませんので、等級3に変更する事で、あまり費用が上がってしまうようであれば、最低、等級1さえ取得しておけば十分かとも考えます。

性能評価は受ける事に一番大きな意味が有ります。
第三者の審査機関が建築中の建物の状況を、進行具合に応じて確認し、そして確認を受けなければ次の工程に進まない、という制度なので、違法や手抜きの工事が出来ないシステムとなっております。
受けておいて損はありません。

木造住宅が日本で普及した要因の一つに、四季の変化がある事が挙げられます。
木材は、湿気の多い時は吸収し、少ない時は吐き出し、調湿の効果があります。
これにより、室内の空気環境を良くしてくれます。
全ての工法において「換気と調湿」は建物を長持ちさせるために重要です。

今は断熱性・気密性を上げる事が重要視されており、逆に換気に関しては、機械重視な考えとなってきております。
気密性と換気は相対する部分もあり、どちらかを強くすれば、どちらかが弱くなります。
昔のように”すきま風”があると、実は建物の長持ちにつながっているのです。

しかし、当然すきま風の入る住宅は好みません(笑)。
断熱性も気密性も、そして換気も重視したいと思うのが人間の欲です。
換気は機械に頼る事で、今の時代はそれを良しとして考えるのが妥当かと思います。

でも、断熱性・気密性は、”やり過ぎ”は禁物です。
機械に頼る室内換気でも、壁内部や外壁との間の断熱材の換気、屋根内部の換気は今でも自然換気が主流です。
気密性を上げる事で、”壁内部の結露”も想定されます。
湿気は室内だけでなく外からもやってくるものです。
気密を重視し過ぎるあまり、換気が疎かになっては、建物の寿命は短くなります。
どの工法がダメ、というわけではありませんが、”気密性が異常に高い”という謳い文句には、
その裏の要素もある事を念頭に考えて頂けると良いと思います。

最初の話題に戻りますが、日本の「四季」は自然の移り変わりで、地震は自然の驚異、太陽光の不変の動きも自然です。住宅も自然に合わせるのは必然です。

住宅の工法に木造を選ぶ方がほとんどですし、その選択は間違っていないと安心して下さい。
「お金が有れば”鉄筋コンクリートで建てたのになぁ”」と卑屈に思わず、木造の建物に自信を持って頂いて大丈夫です。

本当に突然ですが、ゴルフって楽しいです。20代までは、”おじさんのスポーツ”のイメージが拭えなかったのですが、やり始めたらハマりました。
おっきな自然の中で、スポーツをする感覚がとても清々しいです。
まだ、やった事が無い方はぜひチャレンジしてみて下さい。

タイトルへ戻る ↓ クリック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">