木造在来工法(基礎)

単純に木造住宅(在来工法)といっても、様々な仕様が絡みます。
まずは基礎です。
昔は、束石と言って大きな石の上に、材木の土台を渡した工法で作っていた基礎工法もあった様です。建て替えをする方の家を拝見させて頂いた際に何度か見た事が有ります。
今の工法や法規から考えると ”あり得ない” と思うほど単純な造りであり、驚いた記憶が有ります。それでも十分成り立っている訳ですから、大工さんってすごいなと関心も致しました。

今より少し前では、布基礎(布といってもコンクリートです)、今現在はべた基礎が主流です。
布基礎とべた基礎の大きな違いは、基礎底面にコンクリートが有るか無いかで、布基礎は立ち上がり部分のみのコンクリートで、べた基礎は立ち上がりを作る前に、ベースのコンクリートを打設します。

このベースコンクリートにより、地面からの湿気を遮断し、土台や床裏面が腐る事を防いでいます。
コンクリート量が多く、金額面も高くなりますが、今はこの工法が良いと思います。

そして、その基礎の上に、基礎パッキンを置く工法がはやりです。
以前は基礎を横から見ると柵付の換気口が何か所か有りましたが、基礎パッキン工法の場合はこの換気口が無いケースがほとんどです。
この基礎パッキンがある事で、基礎とその上に来る木材(土台)との隙間が出来、その隙間から基礎内部に空気を通す事で、床下の換気をします。

以前の基礎横面に開口(換気口)を設けて通風するやり方は、穴をあける事により、若干でも基礎を弱くします。
良く見ると、この換気口の隅から基礎に亀裂が入っていることが有ります。
またこのやり方の場合、穴の開いた箇所での一定の部分のみの換気となるため、換気効率がイマイチです。
一方、基礎パッキン工法の場合は、360度の全面換気が可能なので換気効率も良くなります。

コンクリートやモルタル(多くの基礎の化粧に使われる仕上げ)は、水分を吸います。
その基礎と上に置く木材(土台)がくっついていた場合、コンクリートが濡れた際には、木材(土台)も水分を吸い上げてしまうため、腐食の原因となり得ます。
基礎パッキンは、単純に言うとプラスチック系の素材なので水分を吸わず、基礎と土台を離すための役割も果たしてくれるので、一石二鳥です。
これが現在の主流工法となっております。
ちなみに、木造工法でも基礎は鉄筋コンクリート造りとなります。

余談かもしれませんが、仕上げ材のモルタルは割れてしまうケースが多く、モルタルが割れても基礎の構造に影響は出ていません。たいがい、これは本当です。
そして「中のコンクリートは絶対に割れません」と住宅会社の担当の人が言う事も多いですが、これは本当ではありません。
コンクリートも若干は割れます。コンクリートは打設した時から固まり始め、1週間もするとかなりの強度になります。まだ、完全ではなく、4週間位経つとほぼ完成の状態になります。
それでもまだ完全ではなく、内部での動きはあります。
家はとっくに完成して、長年住んだ状況でも、まだ動きはあるのです。
コンクリートはそういうものと認識しておいて下さい。
その動きの中で”割れ”は発生します(地震等の外部的な力を別として)。
しかし、強度上も問題はありませんし、建物には影響が出ません。
もちろん、許容範囲というものはありまして、0.6㎜だったと認識しておりますが、それ以上の開きは補修が必要になります。

基礎がものすごく強固でも、その下の地盤が悪ければ傾きが出たり、建物に悪影響を及ぼします。
当然、基礎下の地盤は肝心ですので、検査が必要です。

この検査は、住宅瑕疵担保責任が出来てから大きく様変わりしました。
瑕疵担保責任が出来る以前は、建て主の”希望”が尊重されておりました。
地盤が弱い場合は、地盤の改良工事が必要になりますが、これにも費用が掛かります。
地盤調査をして、結果、「地盤が弱い」という結論が出ても、建て主の希望によっては予算を掛けたくないので「やりません」の回答も可能でした。
しかし瑕疵担保責任では、”1000分の3の水平を十年間保てる家”という決め事が有り、住宅会社がその責任を負うという形となったため、建て主の一存では決定できなくなったのです。

地盤の強度や土質により、強弱を判断しますが、木造二階建ての場合で、土の力の基準値であるN値が3.0以上必要です。
鉄筋コンクリートや鉄骨の場合は更にその上の数値が必要になります。
ただし、数ある地盤調査方法の一つで考えると、N値=3.0以下というのは、先の尖ったロッドを地面に刺し、100キロの重りを乗せただけで沈んでいくレベルです。
100キロというと、大きめの人の体重でも有り得る重さで、極端な言い方をすれば、その人がつま先立ちしただけで地面に埋まっていく状態です。
住宅は基礎の”面”で受けるため、簡単には沈みませんが、100キロより、ずっとず~っと重いです。
この状態の地盤であれば、費用が掛かっても改良工事をしておいた方が安全です。

今では、免震工法の基礎も出てきています。
免震は地震の揺れを建物に伝えにくくする工法です。
これは、素晴らしいもので、将来的には普及していくのではないかと思います。
しかし今は、高すぎます。
費用対効果で考えれば、耐震工法で十分です。耐震はその字の通り地震に耐える工法で、地震が有れば揺れます、が耐えます。
マンションなど高層の建物であれば”免震”ですが、戸建ての建物は”耐震”でなんら問題ありません。

またまた個人的な話ですが、サッカーが好きです。
中学から6年間サッカーで大学からフットサルをやっていました。
社会人になってからも月に3回くらいフットサルをやっていました。
(最近はやっていません・・・
結構、歴は長いです。
自転車やゴルフの趣味より長い歴があるのですが、うまくありません。
最近では歳のせいか、太ったせいか、やるたびに怪我と筋肉痛に襲われます。

今は、見る専門です。ワールドカップ出場も決まり、今から楽しみです。
日本代表の試合を見ているとわくわくしてきます。
(Jリーグも好きですが、今は結果とニュースでの一部しか見ていません・・・)
見ていると、「そこでシュート!」「そこは右サイドへパスだろ」等々、色々と注文を付けたくなりますが、最近の日本代表の試合では、一昔前よりそんな言葉を出す事が少なくなった気がしています。
レベルが高くなったからだと思いますが、選手のイージーミスが確実に減っています。
Jリーグが出来て以降、サッカー好きが増えてきて日本人全体の選手層が厚くなった事や、選手が小さい頃からの指導者のレベルも上がっている事で、日本サッカーのレベルアップを感じます。
Jリーグという母体の基礎、個々の選手のシュートやパスも含めた基礎がしっかりした事で強くなってきたのだと思います。
私も基礎をしっかりやっていれば上手になれたかもしれません。

いろんな意味で基礎は大事です。(無理やりなこじつけで申し訳ありません・・・

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